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三方よし(売り手よし 買い手よし 世間よし)/近江商人
売り手よし 買い手よし 世間よし
いわゆる三方よしの精神です。
- ①商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
- ②店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
- ③売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
- ④資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
- ⑤無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
- ⑥良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
- ⑦紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
- ⑧正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
- ⑨今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
- ⑩商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ
近江商人の商売十訓
- 1.「活動理念」
- 売り手よし、買い手よし、世間よし、三方よし。
- 2.「商売の目的」
- 学問の目的とは、心を尽くして、己自身の人間性を高めることにある。
商売もまた、その目的の一つは、己自身の人間性を高めることにある。 - 3.「真の商売」
- 実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり。